神父

古龍種 浮岳龍
ヤマツカミ
PROFILE
■年齢/100    ■大切なもの/ルーツの裁き
■身長/210cm   ■好きなもの/小鳥たちの声
■体重/200kg   ■嫌いなもの/雨
■趣味/ゴスペル ■得意なもの/説教
CV/ゆきしろ
白髭の軍師
 霧の街のはずれ、小高い丘の上に建つ、さびれた小さな教会の神父。かなりの老齢のはずだが、ラオに迫るほどの大男であり、長く豊かな白い髪と髭のせいもあって、見る者に威厳を感じさせる。
 ルーツを補佐して七人のメンバーを束ねる参謀役だが、教会にやってくる子供たちにとってはやさしい神父さまであり、後ろ暗い部分は微塵も見せない。ふだんは口数が少ないが、日曜日には子供たちを礼拝堂に集めてゴスペルを歌う。
 さびれた教会ながらもそれなりに人の出入りはあるが、神父が地下にかくまっているルーツの存在は、メンバー以外の誰にも気づかれてはいない。万が一外部の人間に知れた場合は、メンバーたちが全力をあげてその口を封じることになる。
 この教会の告解室――いわゆる懺悔室が、殺しの依頼の窓口のひとつとなっており、彼らの声を聞き届けた神父が死すべきターゲットを選ぶ。
 そうしたポジションにいることから、神父こそが殺し屋たちのリーダーのように見えるが、それは自分たちの存在が明るみに出た際に、真のリーダーであるルーツを守るためのカモフラージュにすぎない。ルーツに代わって依頼人と接触し、あるいは恨みをいだいた人々の声を聞き届けた神父が、ルーツの裁可をあおいで仕事≠ノ際しての具体的な作戦を立て、さらにはその仕事≠メンバーの誰に割り振るかまでを決定するのが、基本的な彼らのやり方である。
 また、教会で面倒を見ている子供たちの中から、メンバーをサポートするチルドレン≠選び出し、特別な教育をほどこすこともまた、神父の重要な役目といえる。

灰は灰に、塵は塵に
 神父の最大の武器は、その大きな手である。手で触れた有機物を急速に腐敗させ、その際に発生する有毒の腐敗ガスを、みずからの体内に取り込んでストックしておくことができるのである。
 ストックされた有毒のガスは、外部からの攻撃によってつけられた傷口かた間欠泉のように噴き出し、攻撃してきた相手に対する凶悪なカウンターとなる。また、口から毒霧のようにして吹きつけることも可能。この腐敗ガスには青酸ガスのような即効性、致死性はないものの、一定量を越えて吸入すれば死にいたるだけの充分な毒性がある。
 ただし、その役割上、神父がみずから殺しをすることはほとんどなく、特定のチルドレン≠烽ツいていない。

チルドレン


 神父もまたルーツと同様、基本的に教会を離れず、みずから手を下すことがないため、チルドレン≠持たない。
 その代わりというわけではないが、神父には、教会の孤児たちの中からその素質を持つ子供たちを選び出し、チルドレン′補として特別な教育をほどこすという役割がある。すべての孤児たちがセブンスの裏の顔を知っているわけではなく、チルドレン′補としてのひと通りの教育を終えた者だけが、彼らの素顔を垣間見れるのである。

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